セクハラ、だめ、絶対。
セクハラを言葉なのか行動なのか両方なのか、という定義は一般的に行われていますが、シチュエーションに着目し、対価型なのかどうなのか、という分類も行われているようです。
対価型といえば不健全なパパ活を思い浮かべがちですが、まったくもってそのようなことはありません。
何が対価なのか、対価型と対応するもう一つの型は何なのか、まとめました。
セクシャルハラスメントの種類
職場におけるセクシャルハラスメントとは
「職場」において行われる労働者の意に反する「性的な言動」に対する労働者の対応により、その労働者が労働条件について不利益を受けたり、「性的な言動」により就業環境が害されることです。
職場におけるセクシャルハラスメントには、「対価型」と「環境型」があります。
対価型セクシュアルハラスメント
労働者の意に反する性的な言動に対して、拒否や抵抗することにより、その労働者が解雇、降格、減給等、客観的に見て不利益を受けることです。
環境型セクシュアルハラスメント
労働者の意に反する性的な言動により、就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じる等、就業する上で看過できない程度の支障が生じることです。
セクハラを防ぐためには
コミュニケーションギャップの解消
「この程度のことはいつも言っているから平気に違いない」、
「相手の反応により不利益を与えなければ、構わない」、そんな勝手な推測や思い込みをしていませんか?
嫌悪感や不快感には個人差がありますし、相手から必ず「NO」という意志表示があるとも限りません。
相手の気持ちと自分の思い込みの間に生まれる、コミュニケーションのギャップを取り払い、
常に相手への敬意を意識すれば「まさかセクハラだったとは」の大半は解消していくのではないでしょうか。
・・意図的なセクハラはこの限りではありません。人間的な問題です。
触ったらアウト
労働者の意に反する性的な言動、それがセクハラです。
性的な言動の中には、不必要な身体への接触、という項目があります。
すなわち、不必要におさわりしてしまうとそれはセクハラなのです。
さて、あなたの職場、必要に迫られて触ることってありえますか?
・・大抵の場合その必要はなく、つまり触ったらそれは不必要なもの=セクハラ、です。
申告制ではない
とはいえセクハラ、救いもあります。
一般的に考えて別段セクハラではない行為でも、受け手によってはセクハラだと感じることがあります。
感じられた瞬間セクハラなのか、といえば、そんなことはありません。
普通の労働者にとって不快な体験なのかどうか、それがセクハラの判断基準です。
通常よりも敏感になりやすい人がセクハラで告発するためには、明確に拒絶する必要があります。
それ、私にとってはセクハラですのでやめてください。
その一言さえあれば、それ以降その言動はセクハラとして認定されます。
普通の人目線でどうなのか、かなわないときは特定の人からの拒絶の意思に反していないかどうか、この2段構えがセクハラの判定基準です。